ウイスキーのアルコール度数はどのくらい?

ウイスキーのアルコール度数はどのくらい?
ウイスキーはビールやワインと比べた場合、アルコール度数が高いお酒なのでそのまま飲むよりも、水割りで楽しみたいなど考える人は多いのではないでしょうか。ビールやワインなどの醸造酒の場合は5~10%程度ですが、ウイスキーは40度から55度が一般的です。アルコールがかなりきついので、短時間で大量に飲むようなものではありませんが酔いやすいわけでもありません。仮に、ストレートで飲む場合は1杯を20分から30分程度の中でゆっくり舐めるように飲むのが正しいウイスキーとの付き合い方とされています。要は、アルコール度数が高いので酔いやすいわけでなく飲み方次第ということになります。ちなみに、バーなどではロックで注文するとグラスに大きな丸い形の氷を入れてから、そこに注文したウイスキーを注ぎ入れてくれますが、この丸い形の氷は溶けにくいといった特徴があるので、最初はストレートの味や香りを楽しめて時間の経過とともに氷が溶けて水割りのような味わいの変化を楽しめます。
ウイスキーの種類や熟成に時間をかけた物は価値が高くなる魅力
アメリカンウイスキーはアメリカで製造されているお酒の総称ですが、甘くまろやかな味わいが特徴的なバーボンや飲みやすさがあるテネシー、辛口のライなどアメリカ発祥の種類が多数存在しています。バーボン・コーンはいずれもトウモロコシを原料にしているものですが、トウモロコシの割合が51%~79%までがバーボンで、80%を超えたものはコーンに分類されます。モルトは大麦が51%でライはライ麦が51%など、アメリカンウイスキーの原料は異なるものの最低でも51%以上の割合になっているなどの特徴があるわけです。モルトにはシングルとブレンデッドの2タイプがあるのですが、シングルは1つの蒸留所で製造されるもので複数の蒸溜所のモルト原酒を混ぜ合わせて製造されるものがブレンデッドなどの違いがあります。カナディアンウイスキーは、アメリカで行われていた禁酒法がきっかけで爆発的に売り上げを伸ばしたなどの歴史を持ちます。禁酒法の時代には、カナダからアメリカに大量のお酒が輸出されていたといいます。なお、ウイスキーは時間をかけてじっくり熟成させるものほど価値が高いといわれています。